私が「家族4人でホームステイをしよう」と考え始めたのは2000年の暮れ頃だったと
思います。きっかけとなったのは「アメリカで生活してみたい」、「子供を現地のプ
ログラムに参加させたい」という家内の希望でした。できるだけリスクの少ない方法
でアメリカ生活を体験するには、と考えていて思い当たったのがホームステイだった
のです。
  いったいどのくらいコストが掛かるのだろうか、と思い旅行情報誌などを調べている
うち滞在費用が思っていたほど掛からないことが分かってきました。またホームステ
イに合わせて1週間単位で参加できる語学研修や「親子留学」のプログラムがあるこ
とも知りました。そして私自身が英語の勉強をしていたこともあり、それならば家族
4人でホームステイできないかと考えるようになったのです。
  「親子留学」プログラムを実施している会社に「家族4人で参加できるホームステイ
はアレンジ可能か」とメールで問い合わせをしたのですが、なかなか返事が返ってき
ませんでした。次に私が試したのがインターネット検索です。「親子留学」で検索し
たところ検索結果に入ってきたのがKSインターナショナルでした。これが私達とKSイ
ンターナショナルの出会いとなりました。
  KSインターナショナルに質問をすると翌日には返事が返ってきます。現地法人である
ことに最初は不安を感じていた私もメールのやりとりを繰り返すうちに、親身の対応
に安心感を覚えるようになりました。
  このようにして、ホストファミリーへのおみやげや現地でのプランに悩みながらも、私
達はサンディエゴへ向けて出発の日を迎えることになりました。
私達は、子供2人(8歳と6歳の男子)をキンダーケアーというデイケアーサービスに預け
て、午前中は現地の英語学校に通うというプランを取りました。そして午後は子供を
迎えに行き公園やテーマパークで思いっきり遊ぼうというわけです。
  限られた時間を有効に使うために、私達はレンタカーを利用することにしました。
空港に到着するとKSインターナショナルの塩野さんが現地の青年と出迎えてくれ、
色々と面倒を見てくれました。
英語学校への行き方やキンダーケアーへの行き方は実際にドライブしながら教えても
らいました。また喫茶店でのオリエンテーションでは私達のプランに合わせた地図や
資料が用意されており、出発時に抱えていた疑問や不安を見事に解消してくれまし
た。たまたまホストファミリーのお宅がキンダーケアーと遠いところになってしまっ
たのですが、朝の送迎はKSインターナショナルで面倒を見ていただけることになり一
安心。いよいよホストファミリーとの対面となりました。
  申込みをする際に「同年代の子供を持つ家族」という希望を出しておいたのですが、そ
の希望通りホストファミリーは14歳と8歳、1歳の子供をもつ家庭でした。気さくな感
じのご主人と、いつも陽気に笑っている奥さんは不安を感じていた私達を安心させて
くれました。また、ホストファミリーの8歳の次男が私達の子供と仲が良くなり、子
供には本当に国境がないんだと感じさせられました。
  ホストファミリーの生活ぶりは一人一人が自分のペースで過ごしながらも、それぞれ
が家事の一部を分担しており、自分の役割を責任とこだわりを持ってこなしているよ
うでした。
また、個人のペースで生活しながらも夕刻や週末には教会や地域のイベントに家族全
員で参加するなど、家族としての結びつきも強く、家族のありかたについて改めて考
えさせられました。
  英語学校ではクラス仲間のほとんどが20代の若い人達でしたが、その中に混じっての
勉強も新鮮で非常に楽しい経験になりました。単語を並べるだけでももちろんコミュ
ニケーションはできますが、会話をする相手にとって負担の少ないコミュニケーショ
ンを身に付けるには、英語学校で経験したような学習の仕方も必要だと痛感しまし
た。子供達の方はというと、キンダーケアーで現地の子供との交流を期待していたの
ですが、たまたま同じ時期に日本人の子供が参加していたため、その子とばかり遊ん
でいたようです。なかなか親の思い通りにはいきません。
  午後はレゴランドやシーワールド、サンディエゴ動物園や博物館、ホストファミリー
と現地のイベントなどを楽しみました。特にレゴランドは日本にはないテーマパーク
ですし、子供連れの方にはお薦めです。ただ、日本のテーマパークと違い午後5時に
は閉園となってしまうので、スケジュールを組まれる際には注意が必要です。
  また、私達はレンタカーを使って行動したのですが、英語学校のパーキングはダウン
タウンにあるためか毎日使うには少々高かったと思います。ホストファミリーのお宅
に帰る時に、道に迷うというトラブルも何度かありました。KSインターナショナルで
簡単な地図は用意してくれますが、車を運転されるかたはドライブマップを用意され
た方が良いと思います。
  楽しかった時間はあっという間に過ぎ、帰国の日を迎えることになりました。1週間
という期間はホームスティを楽しむにもサンディエゴを楽しむにも短すぎたのかもし
れません。ご主人の仕事の都合で日本に引っ越すことになっているホストファミリー
と日本での再会を誓って、迎えにきてくれた塩野さんとホストファミリーのお宅を後
にしました。
  しかしほっとしたのでしょうか、レンタカーを返却する際に、レンタカーのキーに一
緒に付けていたスーツケースの鍵を外し忘れるという失敗をしてしまいました。KSイ
ンターナショナルに連絡して対応をお願いしたのですが、なかなかみつからなかった
ようです。何度もレンタカー会社に足を運んでいただいたようですが、1ヶ月後に自
宅まで郵送されてきました。
  このようにして私達のホームステイは終わりました。ホームステイというと学生がす
るものというイメージがあるかもしれませんが、家族4人のホームステイを通して、
私達はホテルに泊まり歩く旅行では得られない貴重な経験を得ることができたと思い
ます。しかし、ホームステイには当たり外れもあるようです。英語学校でもホストファ
ミリーの紹介をしているようでしたが、クラスメイトからは食べ終わった食器をキッ
チンに山のように積み上げて洗おうとしないホストファミリーの話や、学校まで通学
に2時間もかかるホストファミリーの話も聞きました。過去の実績や参加者からの評
判をもとにホストファミリーの紹介を行ってくれる、信頼できる会社を利用すること
がホームステイ成功の秘訣ではないかと思います。
  塩野さんを始めとしKSインターナショナルの方には大変お世話になりました。
再びサンディエゴを訪れる機会があれば、ぜひまた利用させていただきたいと思いま
す。
  そのときはよろしくお願い致します。